また今年も、例年通り河川が氾濫して水害が起こっています。
毎年のように
- 記録的な大雨
- 観測史上最大級の大雨
とメディアは報道していますよね。
毎年毎年、記録的で観測史上最大級の大雨が降って、河川が氾濫して水害が起こっていると言っているわけです。
近年の水害の被害事例 | |
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令和3年8月 |
佐賀県:六角川 |
令和2年7月 |
熊本県:珠磨川 |
令和元年 |
長野県:千曲川 |
平成30年7月 |
岡山県:小田川 |
おかしいと疑問を持ってください。年々降雨量が増え続けるなんて、ちょっと変ではないでしょうか。
「地球温暖化による異常気象」というものを洗脳されている人は、何も考えずに受け入れてしまうのかもしれませんが、異常気象なんて起こっていません。
地球温暖化も嘘まみれです。毎年恒例になっている水害には、他の主要因が存在します。
色々と騙されているのです。
アメダスのトリック
どのくらい雨が降ったかという降雨量を測定しているのは、「アメダス」です。
アメダスは地域気象観測システムの略で、降雨量だけでなく気温・日照時間・風速・風向なども測定しています。
このアメダスは、日本全国に約1300ヵ所(17km間隔)存在し、1974年11月から運用が開始されています。
まだ運用開始してから50年弱しか経っていないということです。そして「観測史上最高」などと言っているのは、このアメダスの観測において最高ということです。
つまり50年弱の中で最高なわけであって、長い歴史で見た時には最高でも何でもないであろうことです。
さらに言えば、「ある地点のアメダスの50年弱の観測において最高」ということです。
例えばアメダスA地点とそこから17km離れたアメダスB地点があり、アメダスA地点のこれまでの最高値が100でBの最高値は90だったとします。
そして今年Bでは91を観測した場合、「観測史上最高」となります。
すぐ近くのAでの最高値などは関係なく、その地点のみでのことを言っているだけです。全国に約1300ヵ所あって、50年弱分のデータしかないわけです。
毎年最高値を更新する場所があるのは、何の不思議でもありません。それをあたかも、近年の降雨量は異常であるかのような情報操作をメディアはしているのです。
決して「観測史上最高」というのが嘘というわけではありませんが、明らかに誘導しているわけです。そして、多くの視聴者はまんまと騙されているということです。
河川工事は必要不可欠
河川の氾濫などによる水害は、降雨量のみが関与しているわけではありません。当然ながら、河川の状態も関与します。
日本は台風や地震などが頻発する自然災害大国ですから、昔から政治と言えば治水工事が最重要なことでした。
河川は山から流れてきて、水と一緒に土や砂や石や流れてきます。それらは川底に堆積していきますから、川底の高さは年々高くなっていきます。
その結果、水面の高さも年々上昇するというわけです。実際に、現在も居住地よりも水面の高さが高いところはたくさんあります。
そのような状況であれば、氾濫しやすいのも当然です。ですから、川底をさらったり堤防を高くしたりする河川工事は、継続的に行わなくてはなりません。
国や地方自治体が行う公共事業です。自然災害大国の日本において、公共事業は国防とも安全保障とも言える重要なものなのです。
緊縮財政が諸悪の根源
治水行政としては必要不可欠な河川工事ですが、それが日本では十分に行われてきていません。河川整備が遅れてしまっているのです。
例えば、2019年時点で全国の河川堤防の目標達成率は、7割程度にとどまっていると言われています。
堤防の高さが目標に達していなかったり、そもそも堤防がなかったりするところが3割もあるのです。
ではなぜ河川整備が遅れているかと言えば、もちろん河川工事が十分に行われてこなかったからです。そしてその原因は「緊縮財政」です。
緊縮財政を端的に言えば
- 政府の収支を黒字にするため、増税したり公共事業などを削減したりする
というものです。
平成の「失われた20年(30年)」と言われる期間は、デフレでした。デフレの時は、お金をまわさなくてはなりませんから、本来公共事業などはどんどん増やして行うべきです。
「日本が財政破綻する」という財政破綻論を訴える人がいますが、自国通貨建て国債を発行している日本が財政破綻する可能性はゼロです。財政破綻したくてもできません。
それなのに、公共事業を削減してきたのです。もし仮に財政破綻の可能性があったとしても、自然災害大国の日本で河川工事などの公共事業を削減するのは自殺行為です。
それなのに公共事業を削減し続けてきた日本は、どんどん自然災害に弱い国になっているのです。ですから、毎年のように水害が起こるのは、当たり前の結果とも言えるのです。
このようなことになってしまったのは、政府の責任であることは間違いありません。しかし、政府だけでなく私たち国民の責任でもあるのです。
デフレ下において、賃金が上がらないことに腹を立てた国民は
- 「無駄な公共事業をやめろ!!」
などと自らの首を絞めることを要求し続けてきました。
その結果が、経済は低迷し公共事業は削減され、自然災害に弱い自然災害大国日本を作り上げてしまったのです。 自業自得です。
まとめ
- ・記録的大雨は、アメダスのトリックによるもの
- ・毎年恒例の水害が起こっている原因は緊縮財政
温暖化によって降雨量が増えているという異常気象を主張する流れは
異常気象を主張する流れ
- 1.温暖化により気温上昇
- 2.空気により海水が温められる
- 3.海水が水蒸気になる量が増える
- 4.降雨量が増える
というものです。冗談にも程があります。
水と空気の比熱には大きな差があるため、空気が温められたからと言って、そう簡単に海水温が上がるわけがありません。
浴槽に水を張って、浴室に暖房をかけたら水が暖かくなったと言っているようなものです。
どう考えてもおかしいのは明白です。それなのに、多くの大衆は簡単に騙されています。
完全な思考停止社会です。実際は、温暖化を煽って脱炭素の流れを作りたいだけです。
しっかり学んで、自分の頭で考えてください。