死なないために生きている人が多すぎる
人間の致死率は100%です。誰しもが、生まれたと同時に、いつか必ず死ぬことが決定しています。
そして歴史上ただ一人も、そのことから逃れた人はいません。「誰でもいつかは死ぬ」というのは、誰でも知っている当たり前のことです。
しかしコロナ騒ぎをきっかけにして、「いつか死ぬ」ということを受け入れられていない人が多くいることが可視化されたように思います。
死生観が歪んでしまっているのかもしれません。
死なないために生きる人たち
新型コロナ感染対策で、自粛して人と接しないというようなことが続けられてきました。
感染対策として何の効果もないことはもはや明らかになっていますが、感染予防効果があったとしても、理解に苦しみます。
特に余命がそんなに長くないであろう高齢者の人たちにとっては、自粛などをすることはおかしいと思います。
自粛の主たる目的は、もちろん「感染しないため」です。しかし、感染しないことがそんなに重要なことでしょうか。
- 感染したら高齢者は、命に関わる
とよく言われますね。
ということは、「感染して命を落とすことがないようにする」というのが、目的なんですよね。
しかしそれは、死なないことが目的化しているように思えます。いつかは死ぬけれど、その死ぬ時をできるだけ遅らせるということです。
しかし、そのために生きている時間を楽しむことを犠牲にしてはいないでしょうか。
生きる時間を精一杯楽しんだり、次の世代に対してプラスになる行動をすることが、生きる意味ではないでしょうか。
いつ死ぬかなんて、誰にもわかりません。ただ、毎日毎日が死に向かって近づく一歩であることは、間違いない事実です。
その一歩一歩進む毎日を、死なないことのために費やしているようにしか思えないのです。
その原因としては、恐らく死を受け入れられていないのです。
頭では理解しているつもりでも、自分の身体が少しずつ弱っていき、そしてそれが変えようのない宿命だということを本当の意味で理解していないのです。
だからこそ、「死なないために生きる」という何の意味もないことをしてしまうのです。
本来であれば、毎日を精一杯生きて、力尽きたときに最期を迎えるだけです。 そのような当たり前のことを多くの人がわからなくなってしまっているのです。
歪んだ死生観の犠牲を子どもに押し付けるな
そのように、生物としても歪んだ死生観が蔓延してしまっています。
ただそれでも、その歪んだ死生観を自分の中だけで留めておいてくれれば、特に問題はありません。
しかし事もあろうか、そのような歪んだ死生観を全うするために、子ども達にまで犠牲を強いているのが今の世の中です。
いつ人生の最期が来てもおかしくない高齢者たちを守るという理由で、子どもたちの自由を奪い、発育を阻害するマスクを強制し、ワクチンまでうっています。
友達との距離を取れと言われ、黙食という意味不明なものまで押し付けられています。
高齢者の余命をわずかに伸ばすことと、子どもたちの未来を守ることのどちらが大切かなど、検討の余地すらありません。
しかも、そのようなアホみたいな感染対策したところで、まるで無意味なのです。
要は、高齢者たちに「私たちは頑張ってますよ」アピールをするために、子どもたちを虐待しているわけです。
ゴミの中のゴミの発想です。
どんな理由があれども、子どもの未来が最も大切なのは絶対的なことです。
子どもたちの未来のためであれば、仮に高齢者を始めとした大人たちが犠牲になっても、それは仕方のないことです。当たり前のことです。
医療の責任
このように死生観が歪んでしまった原因は、いくつか考えられます。
- ・戦後教育の問題
- ・シルバー民主主義
- ・医療の責任
などです。
太平洋戦争敗戦後、日本の歴史教育は歪められてしまいました。
先人たちの立派な死に対する姿勢を学ぶ機会すら失われてしまったのです。
誇りを失わされたわけです。それが、潔さなどを失わせてしまっていると思われます。
また、少子高齢化社会になったことにより、シルバー民主主義になってしまいました。高齢者が優遇されるのが当たり前の世の中が続いています。
政治家が選挙で受かることを目的にしている以上、この構図は変わりませんね。
優遇されるのが当たり前になった高齢者層は、権利を主張するばかりになってしまいました。自分たちがやるべきことを忘れてしまったかのようです。
そして、医療にも大きな責任があります。
老化現象に対して、治療をするようになっているのが、今の医療です。
老化現象に対して、当然ながら医療は無力です。何の意味もありません。
しかし例えば高血圧のように、単なる老化現象を病気かの様に洗脳し、治療と称して薬漬けにしているわけです。
そのようなことを続けた結果、人々は老化現象というものを受け入れなくなりつつあります。
何でもかんでも病院に行って治療を受ければ治ると思っているのです。
つまり、老化を実感しなくなっているわけです。その延長が、死生観のゆがみですね。
これの根本的な原因は、医師などが金のために医療を悪用しているからに他なりません。
まとめ
- ・死なないために生きている人が増えている
- ・歪んだ死生観の犠牲になっているのは子ども
狂った世の中になっていますが、大人は自己責任です。
しかし、子どもたちには何の責任もありません。ただただ被害者です。
このような状況を打開するのは簡単です。
「子どものことを最優先に考えて、やるべきことを決める」
ということを徹底することで、解決します。それが出来ない大人は、さっさと社会から退場するべきでしょう。