地球温暖化が国際的に取り組まなくてはならない問題とされています。
アル・ゴア元アメリカ副大統領が主演をつとめた映画『不都合な真実』が、2006年に発表されてから、一気に火がついた感があります。
大まかに言えば
- 人間がCO2を排出しすぎているから地球が温暖化して大変なことになっている
というものです。
その結果CO2は槍玉にあげられて、全ての責任を負わされているような状態です。
世界は2050年までにカーボンニュートラルを達成することを決定し、日本においてはパリ協定でCO2排出量を2030年までに2013年比26%削減することが目標として定められました。
2035年にガソリン車の新車販売禁止をして電気自動車に移行したり、太陽光発電などの自然エネルギーに移行したりしようとしているのは、そのためです。
国名 | 削減目標 |
---|---|
アメリカ |
2025年に26-28%(2005年比)/28%削減に向けて最大限に取り組む |
中国 |
2030年までにGDP当たりCO2排出量60-65%減(2005年比) |
EU |
2030年までに40%減(1990年比)/再生エネルギー比率32%まで増加/エネルギー消費量をBAU比で32.5%削減 |
日本 |
2030年までに2013年度比26%減(2005年比25.4%) |
インド |
2030年までにGDP当たり排出量33-35%減(2005年比) |
※BAUとは、今後対策を行わなかった場合の将来の温室効果ガス排出量のことです。
全世界的に「脱炭素」の方向に向かっているわけです。そして、それがあたかも正義であるかのように扱われています。
はっきり言ってしまえば、これらのことは「茶番」でしかありません。
そもそも地球温暖化自体が茶番ですし、「CO2=悪」としていることは異常極まりないことです。脱炭素は、利権ビジネスでしかありません。
地球は寒冷期
地球の46億年の長い歴史を見ると、温暖期と寒冷期を繰り返していることがわかります。
気候は長い時間をかけて変動しています。その主な要因は太陽だと考えられていますが、地球の公転軌道や傾きなど様々な要因が関与していると言われています。
※画像出典:気象庁「IPCC AR4 WG1 – 概要及びよくある質問と回答」ミランコビッチサイクルの模式図
そして現代は地球の大きな気候変動で言えば、「寒冷期」に入ります。長いスパンで見た時には、現在は寒冷化しているのです。
地球温暖化が問題にされるようになっていますが、実際に地球レベルで言えばここ100年の間に1~1.5℃程度上昇したくらいです。
太陽の状態も変化はありますし、海流や様々なことも原因として考えられます。
産業革命前と後との気温の変化などを見ると、CO2が主たる原因と考えるのは、無理があるように思えます。
(ただし、IPCCなどの報告書などは、データが改ざんされていることがわかっています。)
IPCCとは
- 気候変動に関する政府間パネル(IPCC: Intergovernmental Panel on Climate Change)の略称で、1988年に設立された政府間組織のことです。各国政府の気候変動に関する政策に科学的な基礎を与えることが目的の組織です。
※データ改ざんに関してはクライメートゲート事件の真相と科学史上最悪のスキャンダル?!で記事にされています。
要するに、気温の変化に対してCO2がどれほど影響を及ぼしたのかは不確定であり、ほとんど影響がない可能性も高いわけです。
ここ100年程度の変化は、地球にとっては誤差のようなものの可能性が十分あるのです。
とは言え東京をはじめとして都市では暑くなっているのも事実です。それをCO2のせいにする人が多いですが、明らかに都市化の影響です。
アスファルトやエアコン、車や高層ビルなどの影響での暑さです。ちなみに人間にとって最も好ましくないのは、寒冷期です。
CO2は命の根元
多くの人が、地球温暖化や脱炭素の流れによって、「CO2は環境を壊す悪い気体」と思っているでしょうが、完全な間違いです。
本当は
- CO2は命の根元になる気体
です。
地球上のあらゆる動物が生存できるのは、植物が存在するからです。
もちろん人間も例外ではありません。植物を食べて動物は生きていますし、その動物を人間や肉食動物は食べています。
植物が食べ物の根元です。そして植物は、CO2を吸収して光合成をして成長していきます。
つまり、CO2が生命の根元なのです。しかし地球の歴史で見ると、CO2濃度はどんどん低下しています。
現在は400ppm(0.04%)ですが、これが150ppm(0.015%)以下になると植物は光合成が出来ず、生物は死滅する可能性も指摘されています。
以前は高濃度だったCO2がどんどん減っている理由は、海に溶けたことやCO2を植物が吸収したことなどがあります。
植物が吸収したCO2は、植物を動物が食べることで動物の身体を形成します。炭素はあらゆるものの基になる元素ですからね。
つまりは気体として存在していた炭素は、海や生物に取り込まれることによって濃度が低下していったわけです。
ちなみに、海に溶け込んだCO2を吸収するのが植物性プランクトンです。プランクトンを食べて成長するのが魚などですから、結局炭素は生物へ取り込まれていくということです。
そして長い期間かけて生物などの死骸が地下に溜まってできたのが、石油などの化石資源です。
その石油などを燃やしてCO2を増やすことが、地球を壊し人類の存続の危機となると言っているのが、地球温暖化論であり脱炭素です。
馬鹿げています。CO2が増えると植物は育ちやすくなりますから、食料は潤沢になります。
事実、ハウス栽培などにおいては1000ppm程度までCO2濃度を上げることによって、収穫量が増加します。CO2は、これ以上減ったら生物存続の危機なのです。
- 植物の光合成速度が最も高まる二酸化炭素濃度は1000~1500ppmと言われています。
増やした方が良いのは明らかなのです。そして増やすことが出来るのは、地球上で人間しかいません。
要するに、炭素は気体と個体で循環するのですが、現在は個体の比率が高くなりすぎているのです。それを気体に戻すことが、生命全体にとっては好ましいのです。
脱炭素は利権ビジネス
このように、CO2は命の根元であり、CO2が温暖化に関与しているのかすら怪しいところがあります。しかも、生物にとっては寒いより暖かい方が好ましい環境です。
にも拘らず世界的に脱炭素に向かっています。世界中の優秀な人たちが、このような簡単な論理がわからないはずもありません。
結局、脱炭素は単なる利権ビジネスだということです。脱炭素に向かうことによって、様々な利権が生まれます。
政治利権化しすぎたCO2理論
- オランダ人のGuus Berkhout教授が、国連のグテレス総長に気候変動に関する公開書簡を出しました。これには「現在用いられている気候モデルは、その目的のためには不適切なものである。このようなモデルに基づいて、何兆ものお金を無駄にすることは間違いであり、賢明ではない」と記され、多くの科学者が署名しています。
※こちらから確認できます。
そのような利権を用いて世界の富を集めているわけです。
また、CO2濃度を下げることによって、食料不足を演出して人口削減を進めているのかもしれません。
どちらにしろ、CO2が危険だというのは嘘の刷り込みであり、一部の人たちが世界を動かすための道具でしかないわけです。
まとめ
- ・CO2は命の根元
- ・CO2が温暖化の原因とは考えにくい
- ・仮に温暖化したとしても今は寒冷期なので好ましい
- ・脱炭素は、一部の人間による利権
一言で言ってしまえば、地球温暖化や脱炭素は壮大な茶番なのですが、世の中にはこのようなことばかりが溢れかえっています。
SDGsやエコなどもそうです。もちろん新型コロナもそうです。
どれも茶番です。
テレビや新聞などのメディアからの情報に頼っていては、一生真実を知ることはできません。そのようなメディアは、世の中を動かしている人たちの手下でしかありません。
情報は自分で取りに行って取捨選択しなくては、真実は分かりません。思考停止でいるうちは、搾取され続けるということです。
学んで考えましょう。