がん検診は無意味!?
がん検診を受けていますか?
肺がん検診、胃がん検診、乳がん検診など、様々ながん検診があります。
がん検診は予防医療の典型的のもので、「早期発見・早期治療」につながるとされていますよね。検診をして早期に発見し早期に治療することの目的は、もちろん健康を維持することです。
今や、非常に多くの人ががん検診を認知して、受けるようになってきました。ではがん検診を行うことで、どれだけの余命や健康寿命が延びているのでしょうか。
健康が維持される結果、余命や健康寿命を延ばすことができるはずですよね。ところが驚くべきことに、がん検診によって余命や健康寿命が延びたという研究結果は存在しません。
多くの研究が行われれていますが、検診を受けた人たちとそうでない人たちの間に、余命や健康寿命などの差を確認できていないのです。
つまり
- ・がん検診をすることで健康に寄与するわけではない
- ・がん検診を受けることで、余命や健康寿命が延びるわけではない
ということになります。
要するにエビデンスとしては
- がん検診は意味がない
とも考えられるということです。
実際に、先進諸国でがん検診に熱心なのは日本だけです。
子宮がん検診や乳がん検診を行っている国は多いですが、肺がん検診や胃がん検診を行っている国は日本以外にほとんどありません。前立腺がん検診も、日本とドイツくらいです。
多くの日本人が信じているがん検診ですが、そもそもがん検診を受けることに意味があるか怪しいものだということです。
がん大国日本
日本人男性の3人に2人、女性の2人に1人が生涯で何らかのがんになると言われていて、日本は世界でも有数のがん大国とされています。
実は、がんの死亡数が増え続けているのは、先進諸国では日本だけです。欧米はだいたい毎年5%ずつがん死亡数が減っているのに対して、日本だけが増え続けているのです。
日本におけるがん死亡数は、ここ30年で2倍以上になりました。
なぜ、日本だけが増え続けているのでしょうか。
理由の一つとして高齢化が挙げられますが、十分な理由にはなりません。程度の差こそあれ、アメリカを除く先進諸国はどこも高齢化に突き進んでいます。
日本だけが増えるというのは、ちょっと説明がつきません。
このような状況を、専門家やら学者やらは
- 日本人は、がん検診を受けない傾向にあるから
と説明したりしますが、意味不明ですよね。ちょっと何言ってるかわからないレベルで、論理破綻しています。
種類にもよりますが、日本ほどがん検診をしている国はありません。検診を受けている人の割合とかいうレベルではなく、日本以外の国では多くのがん検診が実施すらされていません。
- ・日本は、どの国よりもがん検診を行っている
- ・日本だけが、がん死亡数が増加している
普通に考えて、この二つの条件を満たす答えとしては
- がん検診をたくさんしているから、がん死亡数が多い
となりますよね。
もちろん他の要因も関与するでしょうが、この2つの事実に関連性がないとするのは無理があります。
がんは治らない
ではなぜ、がん検診によってがん死亡数が増えるのでしょうか。そのことを説明する前に、がんについて理解しなくてはならないことがあります。
それは
- がん(悪性腫瘍)は、治らない
ということです。
がん(悪性腫瘍)の大まかな定義は以下の通りです。
- 悪性腫瘍・・・腫瘍のうち、転移するもの
- 良性腫瘍・・・腫瘍のうち、転移しないもの
がん(悪性腫瘍)は身体のあらゆるところに飛び火するように転移しますから、命に関わります。
それに対して良性腫瘍は転移しないため、基本的に命に関わることはありません。良性腫瘍の場合は、仮に大きくなりすぎて機能的に問題などが起こった場合にのみ、手術して摘出してあげれば良いわけです。
しかし、がんが身体中の至る所に転移して臓器を蝕んでいくと、もうどうしようもありません。手の打ちようがないということになります。
では、転移がどのタイミングで起こるかと言うと、かなり初期の発見できない段階で転移します。
例えば胃がんだったとします。
がん細胞の成長は非常にゆっくりですので、1mm程度の大きさになるのに7~8年、1cm程度になるのに10年以上かかると言われています。1mm程度だと、発見することはできません。
早期発見というのは、一つの指標として1cm~2cm程度の状態です。そして転移が最も起こりやすいのは、1mmにも達しない初期の段階です。
つまり、胃がんが検診などで発見できても、本当にそれががんだった場合、すでに全身に転移しているわけです。その段階で、胃だけ手術をしても当然意味がありません。
時間が経てば全身に転移したがんが大きくなって、「再発しました」となります。「再発」と言いますが、本来的には再発ではなくすでに全身にあったわけです。
要するに、本当にがん(悪性腫瘍)であったら、早期発見しようが手術をしようが手遅れだということです。無数にがんは転移しているのに、その一部分だけ摘出しても無意味ですよね。
がんを手術して問題なく生きていけたとしたら、それは悪性ではなく良性腫瘍だったか、もしくは転移したものが大きくなって問題が発生する前に寿命がきたかです。
つまり
- がんになったら、全身に転移するので治ることはない
ということです。
早期発見・早期治療は無意味
がんは初期段階に全身に転移をして治らないわけですから、早期に発見しても意味がありません。そして転移したまだ発見できないレベルのがんに対しては、何もできません。
早期治療も無意味なのです。実際には無意味どころか、害でしかありません。
手術というのは、当然ながら身体に大きな負担がかかります。術中に命を落とすかもしれませんし、術後に亡くなることもあり得ます。
そのようなリスクをとって、治りもしないがんに対して治療することに意味はありません。がんが大きくなって、機能的に問題がでてきたときのみ、対症療法的に治療するくらいしかできることはないのです。
早期に発見して、予防的にリンパ節まで取り除くなんてことは、患者の命を削ることと同義です。
日本のがん死亡者数が多いのは、検診でがんを無駄に発見して、無意味な治療を行い患者の命を奪っているからと考えるのが妥当でしょう。それもがんによる死亡になりますからね。
検診に意味がないのはがんだけではない
ちなみに、無意味なのはがん検診だけではありません。人間ドックなどの定期的な健診なども、意味がありません。
要は、早期発見には何の意味も根拠もないのです。
- 定期的に健診を受けていても、余命・健康寿命が長くなることはない
というのは、数々の研究からわかっていることです。
健診・検診が健康にプラスだというエビデンスはどこにもないどころか、無意味だというエビデンスは存在するというわけです。
健診・検診を受けることで、無駄に治療を受けさせられたり、無駄に薬を飲むことになります。にも拘らず、何の意味もないわけですから、害悪以外の何物でもありませんよね。
医療の実態
では、なぜそのようなことになってしまうかと言えば、それが医療の実態なのです。
まず、本気で健診・検診に意味があると思い込んでいる医者が多くいます。がんが治ると思っている医者が多数いるのです。
考えられないようなことですが、現在の医者のレベルはそんなものです。
それと、検診・健診はお金になります。それ自体がお金になることもありますが、何よりも患者を増やすためのツールなのです。
患者が増えれば、病院も製薬会社も儲かりますからね。でも実際には、治療しても無駄だったり、治療する必要すらない人がほとんどです。
高血圧なんていい例です。140以上が高血圧なんて言っていますが、何の根拠もないどころか、基準値を引き下げて患者を激増させているのです。
健診・検診は、医療関係者が儲けるための患者製造ツールなわけです。
まとめ
- ・日本のようにがん検診を行っている国は他にはない
- ・本当のがんは治らない
- ・検診ががん患者を増やし、がん死亡者を増やしている
- ・早期発見早期治療は無意味どころか害
- ・現代の医療は腐っている
世の中の常識というのは、間違いだらけです。
単に間違っているだけではなく、一部の人の利益のために間違った常識を受け付けられていることも多々あります。
正しい知識を身につけましょう。