自己肯定感は自己満足で作る
自己肯定感が大切だということはよく言われます。
自己肯定感とは
- 自分の存在意義や価値を自分自身が認められる感情
のことを言い、自尊心に近いものです。
自己肯定感が低いと、何事にもネガティブになってしまったり、他者との関りを拒絶してしまう傾向があるようです。
また、精神疾患にかかってしまうリスクも上がってしまうとも言われています。
人生を豊かに過ごしにくくなってしまうのです。自己肯定感は高めた方が良いわけです。
では自己肯定感を高めるには、どうすれば良いのかと言えば
- 自己満足する
ということが非常に有効だと思います。
但し、自己肯定感の高め方に関しては書籍やブログでも多々紹介されていますので、それらも参考にしてみてください。
「ネガティブを受け入れる」「肯定的な言葉を使う」「音楽の力を借りる」など、様々な方法が説明されています。
それらを否定するわけではありませんが、ここでは最もシンプルでかつ誰でもできる効果的な方法として「自己満足」について説明します。
他者に依存しない
まず絶対にやらない方が良いことは
- 自己肯定感を他者に依存しない
ということです。
自分への評価を他人からの評価によって決めてしまうということです。多くの人が、ついついやってしまいます。
現代は信用などの他人からの評価が価値になる時代ですから、仕方のない事とも言えます。
SNSなどはその典型例です。しかし、これは危険なことでもあります。
例えば、会社での評価について考えてみます。
優秀な社員がいたとして、上司など周りからの評価が高ければ、自己肯定感は高くなります。
しかし優秀だったとしても、上司などが正当な評価をしてくれなければ、自己肯定感は高くならないかもしれません。
優秀ではなく周りからの評価が低ければ、もちろん自己肯定感は低くなってしまいます。
また優秀だと扱われている人も、転職などして周りのレベルが高い環境に移行すれば、評価は下がってしまうかもしれません。
SNSなども同様です。大衆の評価というもの自体が正しいとは限りません。
どれだけ素晴らしいことや正しいと考えられることを投稿しようが、評価する側は非合理的であることがほとんどです。
正当な評価を受けられる保証など、どこにもありません。
つまり他者の評価を基準にするということは、自分では変えることのできないどうしようもない力が働いてしまうわけです。
すると承認欲求をどれだけ満たせるかによって、自己肯定感が変化するということに繋がってしまいます。
そのようなことから、自己肯定感を他者に依存することは危険なのです。
自己満足を積み重ねる
では、どのように自己肯定感を高めればいいかと言えば、自己満足をすることです。
優秀で自己肯定感を高く保っている多くの人は、これが出来ています。自分で何かしらの小さな目標を立てて、それを達成することによって自己満足を得ます。
自己満足は、言ってみれば自分への肯定ですから、積み上げていくことによって自己肯定感を高めることが出来ます。
「自分と向きう」とか色々と言われますが、結局は自己満足をできるようにすればいいだけです。
自己満足によって自己肯定感を高められるのであれば、他者の評価に依存しなくて済みます。
どんな状況であれ、自己肯定感を失ったり低下させることがなく過ごしていけるわけです。評価する側も評価される側も自分になりますからね。
例えば、毎日30分読書をするというようなことでも構いません。それを毎日継続して行うことは、自己満足になり自信に繋がります。
自信こそが自己肯定感の根元ですから、自信をどう積み上げるかが重要なのです。
自信というのは、他者から与えられるものではありません。他者の評価は基準がぶれますし、好き嫌いなどのイレギュラーなものでも変化してしまいます。
他者からの評価に依存していると、自信を持てたり自信を失ったりの連続になりかねません。そして多くの人がその罠にはまっています。
本当の自信というのは、自分の内側からしか生まれてきません。自分が積み上げてきたことを自分が評価することによって、自信になっていくのです。
ですから、その自信を作るための自己満足を積み上げればいいわけです。「自分はよく頑張った」と思えることをコツコツと積み上げればいいだけです。
まとめ
- ・自己肯定感を他者からの評価に依存するのは危険
- ・自己満足を積み上げることによって、自己肯定感は作られる
- ・自己満足できれば自信に繋がる
当たり前のことではありますが、評価経済社会の現代においては難しい事でもあります。
「他人と比べずに自分を尊重する」というようなことを言われても、正論ではありますが中々受け入れられないと思います。
ですから、シンプルに自己満足できることを継続してみることが最も効果的だと思います。
難しいことを考えずに、とにかく自己満足を目指してみてはいかがでしょうか。