正しい医療の見分け方
現代の医療は、昔に比べると劇的に進歩しています。昔であれば救うことができなかった命でも、現代医療の力で救えるようになったものも少なくありません。
例えば、平均寿命が延びた最大の要因である出生時死亡率の低下などは、医療の進歩がもたらした恩恵であることは疑う余地がありません。他にも、人類にとって最大の脅威であった感染症に対しては、抗生物質などの開発により共存することが可能になりました。
その他にも、様々な面で医療技術の進歩は人々の命を救ってきました。医療が人々の命を守っていることは、間違いないことです。
しかしその反面、間違った医療も蔓延しています。
- ・意味のない医療行為
- ・行えば行うほど害である医療行為
このような医療行為が多々行われています。信じられないかもしれませんが、事実です。
もはや、医療行為と呼ぶべきですらないですよね。そして、このような医療とは呼べないようなものを患者が自ら望んで受けているというのも、残念ながら事実です。
では、どのようなものが間違った医療なのか、そして正しい医療と正しくない医療の見分け方について説明していきます。
身体はベストな反応をする
人間には、自己治癒力が備わっています。身体が何かしらの攻撃を受けた際に、それに抵抗して身体を治癒しようとする力です。
- ・ウイルスや細菌などが感染した際の免疫力
- ・ケガなどをした際の修復力
などが代表的なものです。他にも「症状」というのも、自己治癒力の一つです。
例えば、風邪をひいた時の症状は
- 咳・鼻水・下痢
- ウイルスなどを体外に出そうとする反応
- 発熱
- 免疫を活性化させるための反応
という反応です。
ちなみに風邪をひくと悪寒がして震えるのは、筋肉を振動させることによって体温を上げて免疫を活性化させるための反応です。
つまり、人間の身体は
- 何かしらの攻撃によりダメージを受けると、そこから脱して正常な状態に戻ろうとする反応が起こる
ということです。
身体は常に、「自己治癒反応」という最善の対応をしてくれているのです。
自己治癒反応を阻害する間違った医療
このように、人間の身体は自己治癒力が備わっており、基本的にはベストな反応をしてくれます。しかし間違った医療は、この自己治癒力を邪魔します。
間違った医療とは
- ・根本的解決にならない(対症療法)
- ・自己治癒力を阻害する
というものです。
間違った医療のわかりやすい例が、風邪を引いた時に飲む薬です。
先程説明した通り、風邪の症状は自己治癒反応です。それにも拘らず、風邪の時に咳止め・鼻水止め・下痢止め・解熱剤を飲むことは、自己治癒反応を阻害していることに他なりません。
身体が治そうとしている自己治癒反応を、わざわざ消してしまっているわけです。無意味どころか、完全に逆効果であり害です。
他にも、血圧が高い時に飲む降圧剤や血糖値を下げるためにインスリンを投与することなども同様です。これらは症状を抑えているに過ぎないわけですが、その実態は自己治癒反応を阻害して状況を悪化させているのです。
こんなもの、医療とは呼べません。風邪などに対しての投薬や生活習慣病に対する大半の治療は、このような間違った医療なのです。
但し、身体の自己治癒反応が過剰に起こり過ぎることがあります。その場合には、過剰な反応を抑えるために対症療法が必要な場合も確かに存在します。
しかしそのようなケースの頻度は高くない上に、行うにしても一時的な対応にしなくてはなりません。本来的には対症療法は、あくまでも一時的にのみ行うもので、危険な状況をひとまず脱却するためのものでしかないのです。
対症療法を一生続けている医療は、もはや異常です。降圧剤や血糖値を下げる薬やインスリンを投与し続けるなどは、その最たる例ですね。
このような医療は、完全に間違った医療なのです。
正しい医療とは
では正しい医療とは、以下の流れの中のどこにアプローチするものでしょうか。
当然ながら
- ・身体への攻撃を失くすor減らす
- ・身体の自己治癒力を強める
ですよね。
「身体への攻撃を失くすor減らす」というのは、例えば生活習慣病であれば生活習慣を改善するというようなことです。
自己治癒力を強めるというのは、免疫力を高めて感染症にかかりにくくするようなことです。原因にアプローチしたり、身体の防御力自体を強くすることが、根本的解決に繋がります。
当たり前ですよね。こんな当たり前のことが医療では行われずに、なぜか自己治癒反応を阻害することをしていたりするわけです。
そして医者じゃなくてもわかるようなこの原理原則を、多くの医者はわからないからこそ、間違った医療が蔓延しているのです。ですから、「医者は正しい」という思い込みは捨てましょう。
医者は間違いだらけです。 自分の身は自分で守らなくてはなりません。
まとめ
- ・人間の身体には自己治癒力が備わっている
- ・間違った医療は、自己治癒力を阻害する
- ・正しい医療は、原因を取り除くか、自己治癒力を向上させる
世の中の医療は、本当に間違った医療が多く存在します。
正しい医療なのか間違った医療なのかについては
- 何に対してアプローチしているか
を考えることで判断できます。
対症療法が必要になることもありますが、正しい対症療法というのは必ず一時的です。対症療法が継続的に行われるようであれば、それは確実に間違っています。
素晴らしい医者もいる反面、間違いだらけの医者も多数いることを忘れないようにしましょう。
医者を妄信してはいけません。自分の頭で考えて判断してください。