専門家を信じるのは危険!!

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専門家を信じるのは危険!!

新型コロナに関してもそうですが、テレビなどでは「専門家」という類の人たちを、よく見ますよね。

クマ

専門家の言うことだから間違いないでしょ!!

このように考えている人って、本当に多いですよね。特に日本人は権威に弱いですから、この傾向が強いです。

しかし、この考え方は非常に危険です。

  • 専門家は、正しい

という思い込みは、捨てた方が良いです。

なぜ専門家を信じるのが危険なのか、説明していきます。

ニセ専門家が多い

ニセ専門家が多い

テレビを見ていると、明らかに無知な「自称・専門家」がたくさんいますよね。もっともらしいことを言っているようで、その内容は全く理屈が通っていないことはよくあります。

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今回のコロナ騒ぎでも、PCR検査を国民全員に行うべきだと主張しているニセ専門家たちは、少し突っ込まれた質問には、しどろもどろになっていましたよね。

テレビに出ている専門家の大半は、ニセ専門家と言ってもいい状態です。

専門分野は細分化されている

専門分野

医師であれば医療分野の専門家だという認識を、多くの人が持っているのではないでしょうか。

もちろん医師でない人に比べれば、医師には医療全般の知識はあります。しかし、医師であれば医療全般に対して、専門的な知識を持っているなんてことはありません。

大きな病院に行ったら、様々な科に分かれていますよね。

例えば内科一つとっても

  • 一般内科・血液内科・呼吸器内科・循環器内科・消化器内科・脳神経内科

など、多数の科が存在します。
(実際にはもっとあります。ここで紹介したのは、ほんの一部です。)

外科もたくさんの科に分かれていますし、無数の科が存在するのです。そして各々の科の中でも、得意分野・専門分野というのは、さらに細分化されていきます。

つまり専門分野というのは、非常に細分化されていて、各々の医師の専門と言える領域は非常に狭いとも言えます。言ってみれば、専門の領域の話をするとしたら、色々なことは話せないということです。

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それなのに、テレビに出ている「専門家」と言われる人たちは、自分の専門ではないことをあたかも専門であるかのように説明しているのです。 そして全く的外れなことを、堂々と話してるわけです。

専門馬鹿が多い

専門馬鹿が多い

一番の問題はこれでしょう。

仮に本当の専門家だとしても、全てを鵜呑みにしてはいけません。先程お話しした通り、専門分野というのは、非常に狭いのです。

そして専門家というのは、その非常に狭い範囲をひたすらに追求し続けている人たちです。いわば、職人なわけです。

それ自体を否定するわけでもありませんし、狭い範囲を追求するからこそ、深く進めるのは間違いありません。

しかし、問題もあります。

それは

  • 他の分野のことについては、ほとんど無知

ということです。

特化型である以上、とてもバランスが悪いんですよね。

例えば

例えば、ある感染症について、本当の専門家が対策を意見したとします。

仮にその意見が正しかったとしても、それをそのまま採用するのは、かなり危険です。なぜなら、専門家としては、感染症を抑え込むことだけに特化して意見をするからです。

特化した意見を採用した結果、感染症が抑え込めれば、専門家の言っていることは正しいということになります。

しかし、感染症を抑え込む対策をした反動で、経済がボロボロになるかもしれません。すると多くの経済的困窮者が発生し、自殺者も増えるかもしれません。

でもそれらに関しては、専門家は関係ないのです。

リスクマネジメントは、トータルのリスクを最小化することが目的です。それぞれのリスクをゼロや最小にすることは、目的ではありません。

リスクゼロを求めるリスク
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にも拘らず、専門家と言われる人たちは、自分の分野のリスクのみを小さくしようとするのです。全体を見る目が必要なのですが、専門家には局所的な目しかないわけです。

今回のコロナ騒ぎでも、まさにそのような展開が多いですよね。分科会やら医師会やらは、全体的な視点を全く持っていません。

まあ、彼らの場合は専門家ということすら、どうかと思いますが。

「わからない」と言えない

「わからない」と言えない

専門家は、専門家であるがゆえに、限界を知っているはずです。

限界というのは、現在の医療自体の限界や、医学自体の限界ということです。専門家であっても、無理なものは無理ですし、わからないものはわからないわけです。

しかし、専門家という人種はプライドが高いのでしょうかね。「わからない」「できない」という言葉を言うのが、とても苦手なようです。

わからないことを、わかったふりして適当なこと言ってたら・・・・良い方向に向かうわけありませんよね。

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「わからない」「できない」という言葉を、しっかりと言えるかどうかは、信用できる専門家かどうかの基準になるのではないでしょうか。

まとめ

専門家は、専門が細分化されているため、非常に狭い範囲の専門でしかありません。その結果、他の分野のことには、かなり無知です。

ですから、専門家の言うことを鵜呑みにするのは、危険です。しかもテレビには、専門でもないのに専門家ぶっているニセ専門家が溢れかえっています。

情報の取捨選択と、自分の頭で考えることが必要だということです。

「専門家は正しい」というのは、何の根拠もない都市伝説みたいなレベルのものです。